ボクシング

中谷潤人って強い?戦績や実力は井上尚弥や田中恒成レベルに近い?

プロボクサーWBO世界フライ級チャンピオンの中谷潤人選手って強い?

今回は中谷潤人選手の強さの理由と戦績についてご紹介していきたいと思います。

また、フライ級といえば、井上尚弥選手や田中恒成選手などボクシング界では3階級制覇を達成した登竜門的な階級でもあります。

中谷潤人選手もこれから2階級、3階級とベルトを狙っていけるのか?

今回の記事ではこういうことがわかります!

・中谷潤人選手の強さの理由は?戦績は?

・中谷潤人選手は井上尚弥や田中恒成レベルの次世代エース?

・複数階級制覇の可能性は?

それではいってみましょう!ゴング開始!

中谷潤人選手の強さの理由は?戦績は?

中谷潤人選手は無敗の世界チャンピオン!

これを聞いただけでも強いことは間違いありません。

これからの日本ボクシング界を盛り上げていくボクサーの一人です。

ではどれほどの強さのか?ご紹介させていただきます!

中谷潤人選手のプロフィールや戦績は?

中谷潤人選手のプロフィールはこちらです。(2021年10月現在)

中谷潤人プロフィール

名前: 中谷潤人

生年月日:1998年1月2日(23歳)

出身地:三重県東員町

出身校:東員町立東員第二中学校(中卒)

身長:171cm

スタイル:左利き

アマ成績:14勝2敗

プロデビュー:2015年4月26日(17歳3か月)

プロ成績:22戦22勝(17KO)

主な実績:全日本フライ級新人王、初代日本フライ級ユース王者

愛称:愛の拳士

三重県出身のプロボクサーは他に矢吹正道選手や力石政則選手がいますね!

アマ成績は14勝2敗となんだか少ないイメージがありますが、実は高校進学しなかったため公式の数字が少ないのです。

その理由は後ほどお伝えしていきます!

中谷潤人選手の戦績

 

中谷潤人選手は22戦22勝(17KO)無敗

1 2015年4月26日 糸賀純一 1R TKO プロデビュー
2 2015年7月17日 小久保聡 4R TKO
3 2015年11月22日 マグナム西田 4R 判定勝ち
4 2016年1月28日 富岡哲也 3R TKO
5 2016年4月28日 ユッタナー・シーサケットパッタナー 1R TKO
6 2016年7月27日 村松崇 2R TKO
7 2016年10月4日 田中公士 2R TKO
8 2016年11月13日 山田大輔 1R TKO
9 2016年12月23日 矢吹正道 4R 判定勝ち 全日本フライ級新人王
10 2017年2月19日 ミンクワン・アールアールナコンパトム 2R TKO
11 2017年4月16日 ジョエル・タドゥラン 4R TKO
12 2017年5月16日 工藤優雅 6R 判定勝ち
13 2017年8月23日 ユーリ阿久井政悟 6R TKO 初代日本フライ級ユース王座
14 2018年1月20日 ジェロニル・ボレス 1R KO
15 2018年4月15日 マリオ・アンドラーデ 負傷判定勝ち
16 2018年7月7日 デクスター・アリメンタ 3R KO
17 2018年10月6日 小坂駿 8R 判定勝ち
18 2019年2月2日 望月直樹 9R TKO 日本フライ級王座
19 2019年6月1日 フィリッピ・ルイス・クエルド 1R KO
20 2019年10月5日 ミラン・メリンド 6R TKO
21 2020年11月6日 ジーメル・マグラモ 8R KO WBO世界フライ級王座
22 2021年9月10日 アンヘル・アコスタ 4R TKO 防衛1

 

中谷潤人選手は中卒で〇〇するほどストイック!

中谷潤人選手は小学校3年生に空手を習っていましたが、体重差でなかなか勝てず悩んでいたところ、実家のお好み焼き屋さんの常連から「ボクシングなら勝てるのでは?」とアドバイスをもらい、そこからボクシングの道に進んでいきました。

中学生になると、三重県桑名市にあるボクシングジムに通い、みるみる才能が開花します。

全日本アンダー15歳のジュニアボクシング大会で2年生で優勝、その後3年生で階級を上げて連覇!

この頃からプロボクサーになることを意識していた中谷潤人選手はなんと中卒で高校進学せず、単身アメリカに渡るのです!

わずか、15歳での決断!すごすぎます!

アメリカへわたって間もない16歳時の中谷潤人選手の写真はこちら!

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※引用:中谷潤人選手のブログより

アメリカでは日本でも馴染みのある名トレーナー、ルディ・エルナンデス氏の指導を受けます。

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左の方がルディ・エルナンデス氏。

このトレーナーはカットマンとしても知られていて、弟はあのメイウェザーJr選手やデラホーヤ選手とも対戦があるという元世界スーパーフェザー級チャンピオンのヘナロ・エルナンデス選手の兄だそうです。

日本ではWBO世界J・ライト級チャンピオンの伊藤雅雪の指導にも携わっています。

ちなみに中谷潤人選手が世界チャンピオンになって、大事な初防衛戦で初めてセコンドに彼が立つことになりました。

そのおかげもあってか中谷潤人選手は見事にKO勝利!

やはり親しみあるトレーナーがセコンドにいたことは中谷潤人選手にとって心強かったということですね。

この武者修行時代に中谷潤人選手は日本とアメリカを約3か月スパンで行ったり来たりを繰り返しながら、その間世界ランカーと数多くの拳を交えました。

 

新人王で矢吹正道選手を撃破

1年後、日本のボクシングジムに戻ってきますが、当然普通の同年代レベルとはるかに違う経験を積んでいる中谷潤人選手はまさに無敵状態!

プロデビューは17歳で、1RTKO初勝利を飾るとその後はKOの山を築いていきます。

そして、全日本新人王決定戦では、矢吹正道選手と対戦し、判定勝ちを収めました!

矢吹正道選手といえば、2021年9月に寺地拳四朗に勝ってWBC世界ライトフライ級王者に輝いた選手ですね!

試合の動画はこちら↓↓↓

矢吹正道選手に関する記事をご覧になりたい方はこちら↓↓↓

 

矢吹正道の嫁(妻)の画像と子供は?両胸のタトゥーの意味とは何?「10回、2分59秒!TKO勝ち!新チャンピオン、矢吹正道!」 2021年9月22日、京都市体育館で行われたボクシングWBC世界ラ...

 

元世界チャンピオンのミラン・メリンドを撃破

新人王獲得後は、初代日本フライ級ユース王座、日本フライ級王座を獲得します。

そして、世界ランクのジャンプアップのきっかけとなった試合が、元IBF世界ライトフライ級チャンピオンのミラン・メリンド戦で、6RTKOで見事に勝利!

ミラン・メリンド選手といえば、世界タイトル戦で八重樫東選手に1RTKO勝ちした選手で、あの試合は結構印象に残ってますね。

田口良一選手や寺地拳四朗選手とも戦ったことのある世界トップランカーを撃破したことで世界戦の切符を確実に!

そして、21戦目の世界タイトル初挑戦で、8RKO勝ちしてWBO世界フライ級王座を獲得しました!

 

中谷潤人選手は井上尚弥や田中恒成レベルの次世代エース?

では、中谷潤人選手は今後、次世代エースとしての存在となり得るのか?

中谷潤人選手が目標とする井上尚弥選手や、対戦を熱望している田中恒成選手

戦績を比較検討してみました!

 

井上尚弥選手や田中恒成選手との戦績比較は?

中谷潤人選手のプロの歩みは井上尚弥選手や田中恒成選手とは全く異なっています。

井上尚弥選手は6戦目で世界王者、田中恒成選手は5戦目

その後両者はわずか8戦目で2階級制覇

井上尚弥選手は16戦目で3階級制覇、田中恒成選手は12戦目。

とにかく両者ともプロ戦績はすごすぎます!(笑)

戦績だけで比較すると中谷潤人選手は見劣りするかもしれません。

しかし、井上尚弥選手や田中恒成選手の戦績が眩しすぎるだけで、中谷潤人選手は地道に試合を重ねて同じく無敗のまま世界王者になりました。

ただそれだけのことです。

戦績は関係なく、結果は実力とともに必ずついてきます。

これから6階級制覇も狙える逸材としても注目されている中谷潤人選手は必ず日本ボクシング界のエースとして活躍することは間違いありません!

 

ボクシングスタイルは具志堅用高に似ている!?

具志堅用高さんはご存じのとおり、WBA世界ライトフライ級チャンピオンのベルトを13度防衛した伝説のボクサーですが、中谷潤人選手はファイトスタイルがよく似ています。

どんなところが似ているかまとめてみるとこんな感じです。

・サウスポーで距離を測るタイプ

・懐が深くディフェンス能力が高い

・カウンターのパンチ力が的確で、威力がある

・リング全体をうまく使う

・確実に仕留める上手さがある

具志堅用高さんもサウスポーで、攻撃的というよりは相手との距離を測り、天才的なディフェンス能力を駆使して、カウンターを狙うスタイルでした。

中谷潤人選手もそのタイプに近く、距離感が抜群で、カウンターが上手い。

しかもフライ級では高身長でリーチも長いため、とにかく懐が深く相手のパンチはなかなか届きません。

フットワークは軽く、リング全体を使いながら攻め時がきたら一気に仕留める能力がある。

具志堅用高さんの戦績は23戦22勝(15KO)1敗

中谷潤人選手は22戦22勝(17KO)無敗

現在の戦績も似ていて、具志堅用高さん、中谷潤人選手どちらもKO率は高いですね!

以上のことを見ても中谷潤人選手は能力が高いことは間違いありません!

 

複数階級制覇の可能性は?

中谷潤人選手は171㎝とフライ級では高身長になります。

複数階級を狙うとなると身長はやはり気になるところ。

参考として階級別の平均身長の表はこちらです。(あくまで参考程度)

フライ級 約161㎝
スーパーフライ級 約163㎝
バンタム級 約165㎝
スーパーバンタム級 約167㎝
フェザー級 約169㎝
スーパーフェザー級 約171㎝
ライト級 約173㎝


この表を見る限り、中谷潤人選手は身長だけでも6階級上のスーパーフェザー級まで狙えることになります!

もちろん、マニー・パッキャオのような低身長でも規格外の選手がいたりしますが(笑)

中谷潤人選手は底力は十分ありますので、今後はウェイトアップとスタミナ、パンチ力をつけていけば複数階級制覇はできる可能性はかなり高いと思います!

 

「愛の拳士」の名前の由来は?

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チョット、視点を変えて愛称の事に触れていきましょう。

中谷潤人選手の愛称は「愛の拳士」ですが、この由来はご家族がお好み焼き屋をしていたときの常連から名付けてもらったそうです。

ロゴは愛のキューピット的な可愛い仕上がりです(^^)

ちなみにオリジナルマスクも販売されていたようですね!

これからもっと活躍すれば、このマスクがバズるかもしれませんね!

 

まとめ

いかかでしたでしょうか?

今回は中谷潤人選手は強さの理由についてお伝えしていきました。

井上尚弥選手や田中恒成選手の戦績とは違ってコツコツと勝ち星を積み重ねてきた中谷潤人選手。

強さの理由は若くして大きな目標を決めることで迷わず自分の道を突き進むこと。

記事内でお話ししましたが、戦績だけでは判断できません。

井上尚弥選手を目標とし、今後、田中恒成選手とも対戦できればいろんなチャンスが巡ってくると思います。

これから中谷潤人選手の強さを証明するためには課題がたくさんありますが、これからもひとつひとつ勝利を積み重ねて、ぜひ次世代エースとして活躍してほしいです!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。