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【都成(となり)流】将棋ウォーズ500局を徹底分析!対策にも抜群!独自データ公開~Part1

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こんにちは、将棋ウォーズ1級のふくすけです。

今回は都成流(となりりゅう)について将棋ウォーズで対局されている500局を徹底分析しました。

今後、都成流が得意戦法になりうる有力な情報です。

都成流を得意とされている方や、都成流を指してみたいという方、都成流について良く知らない方にも対策として絶対に参考になる記事ですので、ぜひご覧ください。

この記事を読むことで以下のことがわかります。

  • 都成流が有力戦法であるということ
  • 先手の9手目で勝率が変化する
  • 都成流はどんな相手に使われているのか?

早速いってみましょう。

 

将棋ウォーズでの都成流の戦績結果

将棋ウォーズの対局数は全ユーザーで6億局あるそうですが、その中で、都成流が発動した対局を500局をランダムに選択し、データをまとめたものです。

将棋ウォーズでの対局数500局の戦績は290勝210敗。勝率は.580

これが、都成流の成績です。

勝敗についてはもちろん対局者同士の棋力の差や時間切れ、接続切れなどのイレギュラーなパターンがいくつかありますが、500局分なのでデータとしては参考になると思います。

この戦績をご覧いただいてどう思われましたか?

「なかなかいい戦績だ」

そう思ってくださった方はこの後のデータもぜひ参考にしていただきたいので、読み進めてくださいね。

「たいしたことないな」

と思われる方は、ごめんなさい。

眺める程度でいいので、読んでみていただければと思います。。

これから先は都成流のデータ結果を見て実際わかったことや対策などについて話していきたいと思います。

都成流を得意とされている方、あるいは、ある程度指しこなせるようになっている方に参考になることを書いています。

まだ都成流についてわからない方や指し方がわからないという方は、別の記事で将棋ウォーズのエフェクトの出し方という形で1手1手、盤を図で説明している記事があるのでぜひ読んでみてくださいね。

 

都成流の個人的な成績

自分自身の都成流の戦績は70戦45勝25敗

勝率は.642です。

まだまだ未熟ですが、将棋ウォーズでは得意戦法です。

相手の指し方によって都成流は成立しないことがあるのでそんなに頻繁ではないのですが、都成流のパターンになった場合は有利に進めることができます。

都成流の場合もそうですが、70戦ほど対局すると、10~12手先まではワンパターン化してくるため勝ちやすいかたちに持っていきやすいですね。

 

都成流を指し続けて気づいたこと

都成流は相手の指し方次第では勝率がグっと上がる有力な戦法です。

そこで気づいたのが、将棋ウォーズで最短8手目で都成流が成立したあと、その直後の先手側の手によって大きく戦い方も変わり、また勝率も変わってくるので、実際に「将棋ウォーズで9手目をどのように指してくるか」をデータにしてみてはと考えました。

なぜ最短8手目かというと、他の局面を一緒にしてしまうとデータとして統一性に欠けると判断したからです。

 

都成流は9手目が重要である理由とは

※ 図は先手、後手の盤を反転させています。

都成流は先手側の指す「9手目」がカギとなる非常に重要な1手です。

この9手目によって後手側の勝率は大きく変わります。

繰り返しの説明にはなりますが、今回は、将棋ウォーズの対局で後手が8手目に「都成流」のエフェクトが発動した対局のみを500局集計しています。

そして、その直後「9手目」を先手側はどのように指してくるのかを徹底分析することにしました。

 

500局のデータ収集するにあたっての条件

先ほど言いましたが、勝敗については対局者同士の棋力の差時間切れ接続切れなどのイレギュラーなパターンもありますが、500局分の勝敗データなのでかなり信用できる数値となっているはずです。

これはあくまで8手目で一直線に都成流が発動した場合のみをデータにしています。

相手や自分が端歩や別の手を指した場合はすべて除いていますのでご注意ください。

もしまだ都成流の手順が分からない方は別の記事で詳しく解説していますので、以下の記事を読んでみてください。

 

都成流とは⁉将棋ウォーズのエフェクトの出し方を伝授!実際指した結果は⁉都成流(となりりゅう)とは都成竜馬先生が編み出した戦法で、将棋ウォーズのエフェクトに登場します。今回はどういった戦法なのか、どのような手...

 

それでは早速データを見ていきます。

都成流対策①:「9手目3四飛」

この円グラフは相手が9手目にどんな手を指したかという割合です。

円グラフでもわかる通り、将棋ウォーズで先手側の9手目で、一番多く指される手が3四飛です。

なんと53%と半数以上の方が3四飛と横歩を取ってきます。

一歩取れるものはとっておこうという非常に自然な一手ですが、この手は実はあまり良くない手と言われていますね。

都成流を指しこなしている方ならわかると思いますが、都成流はこの手が誘いの手であり、勝率が高くなる局面です。

 

「9手目3四飛」

  • 対局:500局中267戦
  • 戦績:267戦159勝108敗
  • 勝率:.596

約6割の勝率を誇ります。

9手目以降の戦い方は色々ありますが、飛車の動きを制限できる展開に持ち込めるので、勝ちやすい局面ですね。

半数以上の方が9手目3四飛ということは都成流は有利に進めやすい戦法ということにつながります。


都成流対策②:「9手目2六飛」

次に将棋ウォーズで9手目に指してくる手は2六飛です。

確率は26%で、約4人に1人はこの手を指してきます。

「9手目2六飛」

  • 対局:500局中131戦
  • 戦績:131戦62勝69敗
  • 勝率:.473

負け越してますし、勝率も悪いです。

1歩交換して2八に戻る形が都成流側は警戒しなければならない局面です。

この展開は両者とも中盤、終盤力が問われる形となっていきます。

都成流の対策法としてこの手が一番有力とされている手なので、戦績も当然の結果が出ました。

もし先手側を持った場合、都成流対策として2六飛!

重要な1手なのでぜひ覚えておくと良いと思います。

 

都成流対策③:「9手目2三歩」

では最後に、将棋ウォーズで3番目に指してくる9手目は2三歩です。

確率は11%と少ないですが、この手は都成流側の勝率がかなり高いです。

 

「9手目2三歩」

  • 対局:500局中53戦
  • 戦績:53戦37勝16敗
  • 勝率:.698

 

勝率は約7割です。

この手は53戦中、全戦級位者の方が指してくる手で、有段者は絶対に指してきません。

この手は悪手であり、まずこの時点で都成流側が優勢となる局面ですので、当然だと思います。

2三歩として来た場合はチャンスですので、ぜひ優勢をキープして勝ちにつなげましょう。

その他の補足として、都成先生のYouTube動画で7六歩という角交換の展開を紹介されていましたが、500局中16局ありました。

勝率は.563とまずまずの戦績でした。

 

集計した結果のまとめ

以上が集計した結果です。

つまり参考にしていただきたいことをまとめると↓↓↓

  • 半数以上が誘いの手である「9手目3四飛」と指してくる。
  • 9手目2六飛」と指す手は都成流の対策の1手であるが、まだ26%しか指してこない。
  • 9手目2三歩」は非常に勝ちやすい

これらのデータをまず対策として覚えることができれば、都成流は有力であることを証明できそうです。

 

都成流が成立する相手の8割が級位者

ここまで読んでいただいた方の中には疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。

「実際に9手目を指してくる相手ってどんな相手だったの?」

「段級位によって指した方が変わるんじゃないの?」

このことについてですが、今回のデータは9手目の相手が何級かもしくは何段かということも集計しています。

先手側の段級位

1位 1級(113戦)
2位 2級(96戦)
3位 3級(86戦)
4位 初段(77戦)
5位 4級(41戦)

先手側はほぼ初段から4級の方が多いです。

つまり、都成流を指す後手側もだいたい級位者の方が指す戦法と言えますね。

あと気になるのが、

各段級位の方がいったい9手目にどんな手を指してきたのか

これについてですが、、Part2にて紹介していきます。ぜひそちらの更新もお楽しみに!

 

まとめ


今回は【都成(となり)流】将棋ウォーズ500局を徹底分析!対策にも抜群!独自データ公開~Part1について紹介しました。

個人的にこの都成流がとても好きです。

将棋ウォーズの記事や、今後もこの戦法についてどんどん記事を投稿していきますので、ご覧いただければ幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

 

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