日本ハムファイターズの新監督となった新庄剛志さんは再び注目を集めるようになりましたが、「BIGBOSS」新庄剛志にまつわるいい話や武勇伝&破天荒なエピソードがたくさんあるのはご存知でしょうか?
そこで今回は、「新庄剛志のいい話や武勇伝&破天荒なエピソード」を紹介したいと思います。
すべてご本人が語っていたので、実話ばかりです。
この記事をきっかけに、「BIGBOSS」新庄剛志の魅力や生き様などを知ることができ、読んでくださる方も「新庄ファン」になってもらえるようになれればとても幸いです。
それでは早速行ってみましょう!
新庄剛志のいい話とは?
【大熱狂】新庄ビッグボス、カウンタックでド派手登場https://t.co/kImNSEg78e
日本ハムのファンフェスティバルにて、「ビッグボス」こと新庄剛志監督が、カウンタックに乗って就任後初めてファンの前に登場。「お帰りBIGBOSS」などの横断幕や大歓声に包まれた。 pic.twitter.com/wJAiLUxcds
— ライブドアニュース (@livedoornews) November 30, 2021
新庄剛志監督が現役時代だった頃のことをご存知でしょうか?
もちろん、ご存じの方が多いとは思いますが、おさらいの意味も込めてまず現役時代の新庄剛志さんと、引退後や監督就任に至るまでのことについて、超簡潔に説明していきたいと思います。
新庄剛志の簡単プロフィール
新庄剛志さんは長崎県対馬市生まれで、その後、福岡で学生時代を過ごし、阪神タイガースにドラフト5位で入団します。
阪神タイガースの不動のセンターとして活躍後、日本人初の野手のメジャーリーガーとしてメッツへ移籍、その後日本ハムファイターズでプレーしました。
現役は17年ですが、超一流の守備力と、ど派手なパフォーマンスで記憶に残るスーパースターでした。
現役引退後は海外生活を14年間経験し、なんとそこから48歳で再びプロ野球選手になりたいと決心し、トライアウトを受けます。
トライアウトは惜しくも力及ばずで不合格でしたが、その翌年に日本ハムファイターズの監督就任することになり、「BIGBOSS」が誕生しました。
では、ここから新庄剛志監督の「いい話」についてのエピソードをご紹介していきます。
17年間使用したグローブを亡き父へ
阪神タイガースで初めてもらった給料で買った「ZETT」のグローブで、値段は7,500円。
新庄剛志さんは同じ野球グローブを17年間ずっと使い続け、現役時代一度も買い直したことがありませんでした。
手入れも入念におこない、大切に、大事に使い続けたのには実は深い理由があります。
それは「道具は大事に使え」という父親の教えがあったからです。
新庄剛志さんのお父さんは福岡で「新庄造園」という会社を営んでいました。
剪定はさみやハシゴなどの道具を毎日毎日、一日も欠かさず、手入れを丁寧にされていたそうです。
その姿を剛志少年はずっと忘れず、プロ野球選手になってからも野球道具は大事に使うようにしていました。
2015年に新庄剛志さんの父英俊さんは亡くなりましたが、その棺桶に入ったお父さんの頭の上にその17年間使ったグローブを被せて、一緒にお別れしたそうです。
いつも派手なファッションや演出をして、チャラそうに見える新庄剛志さんですが、父親の教えをずっと忠実に守り、とても誠実で物を大切にする素晴らしい人間性を持った方なのです。
元同僚のダルビッシュ有選手との逸話
メジャーリーグで活躍するダルビッシュ有選手は自身のYouTubeで、日本ハムファイターズ時代にチームメートであった新庄剛志さんについて語っていました。
その時は、新庄剛志さんがプロ野球選手を目指して、トライアウトを受けるというタイミングで動画撮影されていましたが、動画の内容は、ダルビッシュ有選手が日ハムでまだルーキー時代の話です。
ダルビッシュ有選手が若気の至りで、十代でタバコを吸って謹慎処分を受けたことがあってチームでは浮く存在になってしまい、かなり落ち込んでいました。
その際、新庄剛志さんからは「なんやお前、たばこ吸っとんのか?」と聞かれ、
「いや、吸ってません。」とダルビッシュ有選手が答えますが、
「どうしても吸いたくなったら俺に言え」と言って、札幌ドーム内でこっそり喫煙できる秘密の場所を教えてくれたそうです。
今だから話せる秘話だと新庄さんに許可をもらってから動画を撮影したと語っていましたが、ダルビッシュ有選手が本当に落ち込んでいて、しかもチームメイトの中で浮いてしまっているときに、そっと手を差し伸べてあげる姿勢は素敵だと思います!
新庄剛志さんはこういうエピソードが多く、たくさんの後輩に慕われる存在でした。
とは言っても、十代で喫煙することやこっそり吸える場所を先輩が教えるなんて本当はいけないことですが。。。(笑)
新庄剛志は人の何倍も努力をしている
新庄剛志さんの世間のイメージはこういう風に見えるのではないでしょうか。
「努力というよりは才能で活躍した選手」
あまり練習をせずに持って生まれた身体能力だけで、プロ野球やメジャーリーグの一軍レギュラーを獲得していたと思われがちですが、新庄剛志さんは実は人の何倍も努力をしています。
本人も言っていますが、練習を誰よりもしないと絶対にレギュラーなんか獲れるわけがないと。
阪神タイガース時代、新庄剛志さんは何もやっていないように見せかけて実は朝一番に練習場に足を運んで、バッティング練習や筋力トレーニングをやっていたそうです。
そして選手のみんながやってくる時間に気づかれないように、何食わぬ顔でロッカーに戻り、最後に遅れてウォーミングアップに登場するということをしていました。
この練習姿を唯一知っていたのは、甲子園を掃除する業者さんだけだったそうです。(笑)
新庄剛志の周りに対する配慮がすごい
BIGBOSSかっこよすぎこれはスター😂 #ファンフェスティバル2021 #BIGBOSS #新庄剛志 #lovefighters pic.twitter.com/Huo1jMDy3e
— いとう (@ito_ham17) November 30, 2021
札幌ドームで行われた日本ハムファイターズのファンフェスティバル2021では新庄剛志新監督の登場に注目が集まりました。
白のカウンタックでド派手に登場した新庄剛志監督ですが、登場時間はたったの5分。
あくまで主役は選手たちとファンだけ。
このことを理解して、自身は最低限の演出に止めたんだと思います。
話題になった新庄剛志監督の就任会見の日にちもクライマックスシリーズと話題がかぶらないように実は配慮していたそうです。
新庄剛志の武勇伝&破天荒なエピソードとは?
新庄剛志のこのゴレンジャーで
いまだに「違うだろっ!!」って思っているのは、
黄色が新庄で、赤がひちょりで、緑が坪井な事。 pic.twitter.com/Evj6OeBn8h— toma (@toma573) October 24, 2021
新庄剛志さんのいい話の記事を見ると、もしかしたら印象が変わったと思う方もいらっしゃるかもしれませんね!
ここからは新庄剛志監督の現役時代の武勇伝や破天荒なエピソードについて紹介していきます!
握力が相撲力士並の90kg!
握力がプロ野球選手平均60kgをはるかに超える90kgあった
新庄剛志さんは幼いころから身体能力の高さは、ズバ抜けていました。
幼き頃から運動神経が良かった剛志少年は7ヶ月頃から歩いていたそうです。(笑)
一般的な平均は1歳前後で、ごく稀に8ヶ月で歩く子もいるらしいのですが、それよりも一か月も早く歩き出した息子を見て、お父さんは「この子をスポーツ選手にさせる」と決心します。
庭の剪定で、大きなはさみを持って広い敷地にある木を切る作業は握力をものすごく使うので、お父さんは剛志少年にその作業をさせていたそうです。
たしかに想像しただけでもきつそうです。。。
その結果、なんと握力が90kg!!
これがどれだけ凄いのかと言いますと・・・
対象 | 平均握力(利き手) |
---|---|
18歳男性 | 約40kg |
プロ野球選手 | 約60kg |
相撲力士 | 約90kg |
プロ野球選手の平均でも約60㎏なので、当時の新庄剛志さんの握力は化け物級(笑)
新庄剛志さんは小さい頃から気づかないうちに、体力をつけるという部分で英才教育を受けていたということですね!
プロスカウトをたった1球で振り向かせる
たった1球でプロスカウト陣を振り向かせた
新庄剛志さんは福岡の西日本短大付高出身で、今でも福岡県で有数の野球強豪校です。
高校3年生の時、新庄剛志さんの実力は3番手ぐらいでした。
プロスカウトが高校へ視察した時、注目していたのは別の選手だったのですが、スカウト陣が視察を終え、帰ろうとしたその時、新庄剛志さんはセンター守備位置からホーム側にいたスカウトへめがけて強烈なレーザービームのボールを放ちます!
スカウトがいた近くのフェンス網にボールが「ビシーッ!!」と突き刺さり、スカウト陣は一斉に振り向き、その強肩に驚愕したそうです。
そこから「なんだ、あの選手は!?」と注目が一気に新庄剛志さんは集まり、当初3人しかいなかったスカウトは次の日から11人に増え、そしてプロ野球選手の切符を手にしました。
まさに武勇伝です。
新庄剛志は強運の持ち主
新庄剛志は実力だけでなく強運も凄い
新庄剛志監督はもちろん身体能力や実力でプロ野球やメジャーリーグで活躍しましたが、それと同時に強運があったからこそ掴んだチャンスがいくつもあります。
それは阪神タイガース時代とニューヨークメッツでの出来事です。
阪神タイガースでの一軍昇格のきっかけはケガが重なる
ドラフト5位で入団した新庄剛志さんは3年目が勝負だと思っていました。
阪神タイガースの二軍時代の話ですが、当時、一軍が40人の枠があって、オープン戦でその枠に入れないとシーズンは夏まで一軍になれなかった決まりがあったのですが、新庄剛志はギリギリ枠に入れませんでした。
「あー、また一年、二軍でがんばるかぁ。」
と落ち込んでいたとき、大活躍していたオマリー選手がケガで離脱し、さらに次の日また一人一軍の選手がケガで離脱。
さぁ、誰を二軍からあげるのか?
その時、本職が外野の新庄剛志さんは、たまたま内野手の勉強をしていて、一塁手だったオマリー選手枠に、二軍監督からの勧めで、スポッと入れてもらうことができ即スタメン!
しかも、その一軍初スタメンの第一打席でなんと初球ホームラン!
そこからレギュラーを掴み、さらに、オマリー選手がケガから復帰したあと、当時センターを守っていた八木選手が大スランプに陥ります。
そこで新庄剛志さんに白羽の矢が当てられ、自慢の守備力を活かし、そのまま不動のセンターポジションを掴んだというわけです。
他人のケガとはいえ、色んなとんとん拍子で一軍昇格した新庄剛志さんは強運の持ち主と言えますね!
ニューヨークメッツでの一軍昇格もとんとん拍子
新庄剛志さんはニューヨークメッツに電撃移籍しましたが、決してスタメンを確約されていたわけではありませんでした。
同様に、ポジション争いは激しいものでした。
必死に自慢の守備力を活かし、レギュラーまであと一人というときに、なんと同僚のチームメートが交通事故で亡くなってしまいました。
チームが悲しむ中、当時メッツの監督をしていたバレンタイン氏が新庄剛志さんに声をかけ、1年目でレギュラーの席を掴むことになります。
バレンタイン監督と言えば、ロッテマリーンズを指揮したこともある監督ですね!
日本人の選手に好意を持っていた監督ということも運が良かった要因のひとつで、そういったことが重なり、1年目からアメリカの大舞台に立つことが出来たというわけです。
新庄剛志のあの被り物は自腹で〇〇〇万円
新庄剛志はエンターテインメントにかける思いが凄い
新庄剛志さんがメジャーから日本ハムファイターズに移籍した時、チームが札幌に拠点を移した1年目の年でした。
札幌には元々巨人ファンの多かったため、観客動員数が4万人だった札幌ドームには日ハムの試合では当初2000人程しか入らなかったそうです。
その状況を見て、新庄剛志さんはこう思いました。
これは面白い!いつかスタンドを超満員にしてやろう!
そうすればパリーグ全体が盛り上がり、プロ野球全体が盛り上がる!
まず自ら話題性を作って注目されれば、必ずメディアが取り上げてくれる。
そうすれば、お客さんも直接見たいと球場に足を運んでくれる。
結果、チームが盛り上がり、パリーグ、プロ野球全体へと波及する。
新庄剛志さんはそこまで考えて、派手なパフォーマンスを続けていたそうです。
スパイダーマンやゴレンジャーのマスク、高さ50mのドーム天井からの登場などとにかく暴れまくり(笑)
とくにこの被り物は印象に残ってる方も多いのでは!?
※引用元:日刊スポーツ
ハリウッドで活躍している特殊メイクの第一人者スクリーミング・マッド・ジョージさんという方に依頼して作ってもらいました。
その値段はなんと・・・350~400万円!!
みんなを喜ばせるためだけに、これを自腹で頼んだそうです。
ここまで考えて行動したプロ野球選手は前にも先にも新庄剛志さんしかいないと思います。
オールスターゲームで史上初のホームスチール
新庄剛志さんはプロ野球オールスターゲームでなんと単独スチームでホームを狙い、見事ホームインするという離れ業を披露しました!
高校野球ではよく見かけますが、プロの公式戦ではまず見ないです。(笑)
プロ相手にホームスチールはまず成功しないのですが、この時新庄剛志さんはピッチャーもキャッチャーも元同僚で、投げるクセや捕るときのクセも知っていました。
実はそれをずっと狙っていて、コレだというタイミングでヘッドスライディング!
単なる思い付きではなく、計画的にやっていたとは驚きです!
敬遠のボールを打ってサヨナラヒットにした時も実はずっと前から練習していたらしいです。。(笑)
まとめ
【日本ハム】新庄剛志監督「アウト×デラックス」の出演オファー快諾!「マツコさんと」「絶対面白い」の声
スポーツ報知
2021/12/3 12:53https://t.co/lWKtfm5PvP日本ハムのビッグボス・新庄剛志監督が3日に自身のインスタグ… pic.twitter.com/8oB3diRNMf
— ドラペイ (@Dorapeinet) December 3, 2021
いかかでしたでしょうか?
今回は新庄剛志のいい話や武勇伝&破天荒なエピソードを紹介していきました。
新庄剛志さんはチャランポランにわざと見せて、実は誰よりも野球が好きで人情がアツい。
いい話の中には記事を書きながらジーンとくるものもありました。
武勇伝や破天荒なこともすべては見ている人を楽しませるためにやっていたことを後で知ったとき、新庄剛志はほんとにかっこいい!と思いました!
2022年シーズンから日本ハムファイターズを指揮しますが、プロ野球のためにどんなことをしてくれるのか本当に楽しみですね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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