プロ野球

イチローの高校指導の費用や資格は?訪問実現の為に行動したことや理由をまとめてみた

2019年に現役引退したイチローさん!

最近では全国各地の高校野球部を訪れ、直接指導している姿を見ますね(^^♪

「学生野球の役に立ちたい」

との願いで引退後、指導者の研修会に参加して、資格を有しました。

イチローさんはすでに何校か高校を訪れていますが、野球部員であれば誰しもが憧れるイチローにもし来てもらえたら、まさに夢の時間。。本当に嬉しいですよね!

訪問してもらいたいと思っている学校も多いはず!

でも、あのイチローさんを呼ぶにはどれだけの費用が必要なんでしょうか・・・?

また、訪問を実現するためにはいったいどうすればいいでしょうか?

そこで今回は、「イチローの高校指導の費用や資格は?訪問実現のために歴代校が行動したことや理由をまとめてみた」と題してお伝えしていこうと思います!

 

イチローの高校指導の費用や資格は?

イチローさんが自分の野球部の練習に来ると想像しただけでも、チームの実力向上はもちろんモチベーションは最高に盛り上がること間違いなし!

しかし気になるのは指導料や交通費などの費用。。

お金のある強豪校ならともかく、予算の少ない高校野球部には厳しい金額なのかもと思ってしまいますよね。。

そこのところは実際どうなのでしょうか?

 

イチローが訪問するために必要な費用とは

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引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/a9b50c5f114f5fd070b8932b9a3a188795f051d4

「イチロー」クラスが野球部の指導なんて相当お金を積まないと厳しいのでは!?

と思う方も多いと思いますが、イチローさんに来てくれるための指導料。

結論からいうと、、費用は0!

イチローさんはお金はとらないと言われています。

通常であれば、お手当として支給されることもあるようですが、そもそも生涯年俸が約182億円というイチローさんが指導料をもらうというものちょっと違うかなという見方もできますね。

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引用:https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/photonews/photonews_nsInc_202012040000963-15.html

イチローさんはこれまでの経験や知識、やってきたことを学生に伝えて役に立ててほしいという強い想いで、高校を訪れています。

強豪チームでも弱小チームでも関係ないし、野球部にお金があるかないかも関係ありません!

来て欲しい!という強い情熱が伝われば、どのチームにも夢の時間が叶うチャンスがあるというわけです。

 

イチローが指導するために取得した資格とは

日本高野連の日本学生野球憲章第3条の定義はこう書かれています。

「元プロ野球選手」

国を問わず、かつてプロ野球選手であった者であり、学生野球資格を回復していない者をいう。

現役引退直後のイチローさんは「元プロ野球選手」であって、この学生野球資格というものを持っていませんでした。

学生野球のルールでは、プロ野球経験者の関与を原則的に禁じておりこの資格がないと、実際に学生選手へ指導することはできないという決まりがあります。

イチローさんは2019年にこの資格を回復する為に研修会を受講。

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引用:https://www.iza.ne.jp/article/20191214-IJPH2LCWRFMGPK5DSA6CKKGNPA/

イチローさんは今でもマリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターとして球団に所属していますが、日本学生野球協会から特例として資格を認められたことから学生への指導が可能になりました。

「学生野球資格回復制度」

定義には「回復」という言葉が使われていますが、日本高野連に登録されている野球部に所属する学生は皆、この学生野球資格を持っているのに対して、卒業後プロに入団したり、独立リーグに所属した選手はこの資格を失ってしまいます。

なので、研修会を受講し、再度この資格を取り戻さないといけないからです。

 

イチローの訪問を実現するために歴代校が行動したことや理由とは?

では、いったいどうすればイチローさんは指導に来てくれるのでしょうか??

これまでにイチローさんが訪れた高校は全部で4校あります。

  1. 智弁和歌山(和歌山)
  2. 国学院久我山(東京)
  3. 千葉明徳(千葉)
  4. 高松商業(香川)

本当にうらやましいですよね。。。

でも、ただ黙って待っててもイチローさんは来てはくれません。

これらの高校に来てくれたのには必ず理由があるはずです!

中には熱いメッセージを書いた手紙を送ったら来てくれたという事例も!?

ということで、ここからはイチローさんが実際に訪問した高校が行動したことや理由についてまとめてみました(^^♪

 

イチローが智弁和歌山の応援のファンだったから?

2020年12月、イチローさんが一番最初に訪れた高校は、名門智弁和歌山です。

理由は以下の通り。

  • 智弁の藤田清司校長と親交があった
  • 2018年にイチローが智弁和歌山の試合を観戦していた時に、吹奏楽部のファンになった

智弁和歌山が甲子園に出るたびに聞こえてくる、応援曲「ジョックロック

イチローさんがこの吹奏楽部の応援に感銘を受けて、ファンになったことを学校関係者が知り交流が始まります。

その後、イチローの草野球チームと智弁教職員チームが対戦するなど親交が深まり、ついに野球部への直接指導が実現!

「ちゃんとやってよ」

イチローさんが指導日の最後に放ったこの一言がとても深かったですね~(^^

たったこれだけで身が引き締まる思いを伝えることができるイチローの影響力は指導者としての素質ありすぎます(笑)

驚くことに直接指導を受けた翌年、智弁和歌山は夏の甲子園で21年ぶりに全国制覇を成し遂げました!

イチロー効果バツグンです(笑)

 

「鈴木一朗様」と書かれた手紙で夢の指導が実現

2番目にイチローさんが直接指導に訪れた高校は、東京の国学院久我山です。

なんと、イチローさんと共通の知り合いがいる2年生の部員がいたらしく

「手紙を書いたら練習に来てくれるかもしれない」

という情報を聞きつけました。

すぐに2年生の部員全員に提案して、熱いメッセージを書いた22人分の手紙をイチローさん宛てに送ります。

すると、数か月後に手紙を受け取ったとの返事があり、2021年11月に夢の訪問が実現!

イチローの証言

「すごく気持ちの伝わる手紙をいただきました。田村君から手紙をもらって、大切なものが入っている(自宅の)引き出しに保管しています」

「イチロー様」ではなく「鈴木一朗様」、これが良かったんですよ(^^

参考:https://news.yahoo.co.jp/articles/32a1a4e06db2d4f4612c86ce5fa5201ed1e342ad

イチローさんのスケジュール調整により、手紙を送った本人は引退して直接指導はしてもらえませんでしたが、後輩がしっかりとその思いを引き継ぎ、内容の濃い指導を受けます。

その直接指導の効果で、翌年のセンバツは初勝利を飾るその勢いは止まらず、なんと準決勝進出まで成績を残しました!

イチローの指導力影響力はこんなにもすごいとは驚きです!(笑)

 

学校の理事長がどこよりも1番最初にオファー

イチローさんが3番目に訪れた高校が、千葉明徳です。

部員数は63人で、甲子園出場の経験はなく、県大会ベスト8止まり。。

正直、まだ全国に名が知れてる高校ではありません。

でも、イチローさんが訪問を決めたのは、全国で一番最初のオファーを受けたという理由からでした!

「チームとして夏の大会ベスト8の壁を越えたい、個人としても上手くなりたい、さらには選手たちの人間としての成長のため、一緒にプレーをしてほしい」

高校の理事長からの熱い要望に答え、イチローさんは訪問を決意したそうです。

ひと際掛け声が大きい千葉明徳の野球部員でしたが、時には静寂にプレーするというメリハリが必要だとイチローさんからの指摘。

「落ち着きのあるプレー」が高い集中力を生むというアドバイスをもらっていました。

今はベスト8の壁を超えるだけではなく、甲子園出場を目標に頑張っているそうです(^^

 

智弁和歌山に敗れた監督のラブコールがきっかけ

イチローさんが4校目に訪れたのは、高松商業高校

春夏通算4度の全国制覇を遂げている古豪の名門を直接指導したのは2022年12月でした。

イチローを突き動かした理由は、高松商の長尾監督が2021年夏の甲子園3回戦で、智弁和歌山に敗れた時に、

「やっぱりイチローさんに教えて頂いて強くなったんだろうなぁ・・・」

「やる気出たんだろうなぁと思うと、ウチにもイチローさんに来てもらえたらなぁ」

「智弁和歌山との差はイチローさんが来たか来ていないかだけの差」

と、ぼやき気味にラブコールを送ったところ、イチローさんがこれに反応。

長尾監督は2021年の春のセンバツで、停滞気味だった古豪を見事に復活させ、準優勝に導いた名将です。

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引用:https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2016/04/01/kiji/K20160401012320880.html

その監督の情熱と、部員の野球に対する思いをイチローさんが聞いて、ぜひ行ってみたいということから訪問することが決まりました。

指導終了後には、フリーバッティングでイチローさんが使用していたバットを部員にプレゼント。

「このバットを見ると、僕に見られてる感じするでしょ」

球は打たずに握って、思い出して欲しいというメッセージを伝えていました。

 

イチローの高校指導についてのまとめ

いかがでしたか?

今回は「イチローの高校指導の費用や資格は?訪問実現の為に行動したことや理由をまとめてみた」と題してお伝えしていきました!

もし、絶対来てもらいたいと思っている方がいれば、がむしゃらに熱いメッセージをイチローさんに向けて発信することです!

全国には数多くの野球部がありますが、訴え続ければ、いつか届くかもしれません!

ぜひ行動に移して夢の直接指導をかなえて欲しいですね(^^

イチローの高校指導についてまとめ
  • イチローの高校指導の費用は0と思ってよし
  • イチローは指導者になるために学生野球資格を回復
  • 訪問理由①:智弁和歌山の応援のファン
  • 訪問理由②:部員の手紙
  • 訪問理由③:全国で一番最初にオファー
  • 訪問理由④:敗戦後の監督のぼやき

イチローさんの影響力って本当に大きいと思います。

イチローさんもまたプロの監督ではなく、学生野球の指導者としてセカンドキャリアを積んでいきたいという思いがあり、今後の未来の高校野球は楽しみですね!

最後までお読みいただきありがとうございました。